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「ガソリン くさい、オイル ばっちい。」

 
8月31日、それは重要な日である。
40年前の今日、とある連続TVアニメーション作品の
放映が終わった。

その本放送当時から現在まで、自分の中で
最も好きなアニメーション作品 不動の第1位
『アローエンブレム グランプリの鷹』の、
最終回の放映が、1978年8月31日だった。

世のスーパーカーブームの流れに
見事に合致したジャンル作品ではあるが、

カーレースやラリーそのものよりも、
人間ドラマとしてのデッドヒート、

…ライバルやサブキャラとの人間模様、
実父との葛藤・反発・そして理解、
ライトに描かれる 登場女性との恋愛劇、
そして、何より主人公の八方破れな性格、

思春期に入りかけの小5、6男子の僕にとって
これらの要素は、かなりの影響力で
自身の以降の性格をも左右したのだろう。


(ちなみに今回の投稿のタイトルは、
主人公の轟鷹也が第2話で 複雑な心境から
言い放った、虚勢の台詞からである。
初放送当初から印象に残ってる名ゼリフだ)


僕は元々引っ込み思案でおとなしくて、
人前に出る事もハズカシがる性格なのだが、
この作品での主人公にあこがれ、
少しずつ外向きな性格に変わろうとあった
気がしている。

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放送開始しばらく経ち、おそらく、
あまり観ない週も多くなってたかと思う。
ただ久しぶりに観た回がすごく印象に残り
そのあとまた復活し最終回まで見続けた。

その回とは
第19話「シルバーストーンのしぶき」だ。

脚本の辻真先さんお得意?の(と思います)、
ちょっぴりマセて大人びた内容でもあり、
子供向けのレース物という観点からすれば
かなり飛躍したラブロマンス回であった。

でも思春期直前の坊主心は見事に鷲掴まれ、
ヒロインの逢瀬すず子には恋い焦がれた。

おーえの携帯の待受け画像は、
その第19話の名シーンを使っとります。
東映動画さん、ありがとう。(先に御礼)


数ヵ月後に兄とレコード屋に行った時、
迷わず本作のアルバムLPを買った。
ポスターがついてきたこと、そして
家に帰りヘッドホンで聴かせて貰った
ワクワク感とダイナミックな迫力は、
今も忘れられない。

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ものを好きになるというのは、
「好きな気持ち」そのものに加えて、
「思い入れ」も作用しているのかも知れない。

なぜか 欠かさずに観ないでは居られない、
そんな気持ちにとりつかれて、
第36話からは毎回、放送時間まるまるを
カセットテープに録音していった。

ナイターのシーズンになると 野球中継に
追いやられて、放送がない週も結構多く、

登場人物の動画の口部分(重ねセル画)が
どうみても配置ずれた場面もあったり、

海外への製作発注、その他色んな裏事情も
はらみつつ、'78年のアニメブーム爆発期に
本作は健闘していた。


最終回の翌日には新学期が始まった。
登校するやいなや、
我がグラ鷹好きをよく知ってる悪友からは
「ばんざーいっ終わったー」とからかわれ
(子供がよく言う心ないアレである ^_^)、
我がグラ鷹愛をよーく知る親友からさえも
「来週から999が始まるので…」と控えめに
最終回を歓迎されてしまった。

そんな、ひとつの長い何かが終わるように
放送は終わってしまったが、
今だに変わらず大好きなのは、
監修・保富康午さんの良質な作品づくりや
富山 敬さんの当てる主役の声、
ひらがな時代の小山まみさんの声、
それに加えて、
子供ながらも夢中になってた自分の季節に
帰りたいあこがれの気持ち、も
たえず在るのかも知れない。

第一位が自分の中で変動してしまうのが、
こわいのかも、知れない。

だけどやっぱりグラ鷹が一番好きだなあ~。
多分ずっと。

20180831forBlog-01.jpg
(40年を記念して記念撮影♪ いつのまにか集めまくってましたo^^o
ポピニカや超合金など模型系は一切持ってないのですが。。
ちなみにDVDは、日本国内よりもイタリア(正規盤)でのほうが、
発売された時期が早かったのです。)

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